ロカル緑区 > トピックス > ブログ一覧 > 『戦時体験記録集』第27集を配布

トピックス

『戦時体験記録集』第27集を配布

戦時体験者が、自らの記憶や当時の思いなどをつづった冊子『戦時体験記録集』の第27集(A4判23ページ)が7月29日に完成し、緑生涯学習センターなどで無料配布が始まりました=写真。

同センターの主催で、毎年7月に行われている「戦争体験を語り継ぐ集い」は、戦時体験者の生の声を直接聞くことのできる貴重な機会ですが、今年は新型コロナウイルスの感染予防のため開催が中止されました。しかし、体験の記録集の発行は今年も継続して行われました。

「戦争体験を語り継ぐ集いは、30年ほど前に名古屋市の方針で、各区の生涯学習センターで始まりました。しかし戦時体験者の高齢化や社会の関心の変化などにつれて活動を中止するところが増え、今も続いているのは緑区だけになりました」と語るのは、戦争体験を語り継ぐ集い実行委員会の記録集編集担当者。

今回の記録集には、今年2月に亡くなった南生協病院元院長の室生昇さんが開戦直前の時代に、貧しい労働者のために「無産者医療運動」に携わった医師たちについて語った口述記録をはじめ、飛騨の疎開先での体験から食料の自給の大切さを語る女性や、飢えや略奪などにおびえながら満州から引き揚げた女性などの文章が寄せられています。

同編集担当者は、「戦争体験者は高齢化しているので、記録を残し、後の世の人に伝えていくことの重要性はさらに高まっていく」と、戦争の悲惨さを伝えることの大切さを強調しました。